川崎重工業は9月23日、沖縄電力より牧港火力発電所(沖縄県浦添市)向けに発電容量45MW級のガスエンジン発電設備を受注したと発表した。発電設備は、自社開発で世界最高レベルの発電効率を誇る発電出力7.5MWの「カワサキグリーンガスエンジン」6基で構成され、調整力電源用※として2024年内に運転を開始する予定。
「カワサキグリーンガスエンジン」は、優れた発電効率・環境性能を有し、複数台の効率的な運用により柔軟な運用と稼働率の向上を実現する。ガスエンジンを用いた中小規模分散型電源は、実運用における高い発電効率と優れた負荷調整能力でエネルギーミックスの実現に不可欠な調整電源としての役割が期待されている。今回の受注は、これらの特長や川崎重工のこれまでの施工・稼働実績が総合的に高く評価された。
再生可能エネルギーの普及により国内外ともに電源の多様化が進むなか、川崎重工は今後も、個々の顧客ニーズを踏まえ、多彩なエネルギー製品の特長を活かして、分散型発電システムの受注・拡販に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していく。
※調整力電源:一般送配電事業者が、供給区域内におけるアンシラリーサービス(周波数制御、需給バランス調整その他の系統安定化業務(潮流調整、電圧調整))を行うために必要となる電源。
画像:カワサキグリーンガスエンジン KG-18-V
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