千葉製粉、約15億円投じてレオパール第2工場(千葉市)を建設、化粧品原料を増産

 千葉製粉(本社:千葉市美浜区)は9月17日、化粧品原料であるレオパール Ⓡ シリーズ増産のため 、 2020年7月に 「レオパール第2工場」(画像は完成イメージ)の建設に着手し、2021年 3月の竣工・稼働を予定していると発表した。

 千葉製粉は、小麦粉の主成分である澱粉が持つ化学的性質を探求するなかで、糖脂肪酸エステルが各種オイル をゲル化させる機能を持つことに着目し、研究・開発を重ねてきた。この成果による代表的な製品が「レオパール Ⓡ シリーズ」となった。オイルの増粘・ゲル化などの機能特性を持つ植物由来のオリジナル素材として、30年以上の長きにわたり国内外の化粧品業界を中心に実績をもつ。

 近年、メイドインジャパンの化粧品の品質が高く評価され、化粧品の輸出量は輸入量を上回り、その海外需要は益々高まっている。これに伴い国内の化粧品製造企業は、相次いで国内に大型工場を建設するなど生産体制の増強が進んでおり、今後の需要増が予想されている。レオパール Ⓡ シリーズの供給能力を高めることにより、こうした取引先のニーズに 確実に応えるため、レオパール第2工場を建設することにした。

 千葉製粉は、経済産業省により「地域未来牽引企業」に選定され、レオパール第2工場建設への投資は、「地域経済牽引事業計画」として千葉県の承認を得ている。地域経済活性化 の担い手として地域に根差した役割を発揮すべく、積極的な事業展開を図っていく。

<レオパール第2工場の概要>

所在地:千葉県千葉市美浜区新港19番地

建築面積:469.83㎡

延床面積:984.77㎡

投資額:15億円

生産能力:100トン/年

生産品目:糖脂肪酸エステル「レオパールⓇ 」シリーズ

スケジュール:2020年7月着工 、 2021年3月竣工・稼働予定

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