ポリプラスチックス(本社:東京都港区)は9月17日、TOPAS® COCの世界的な需要の高まりに対応するため、ドイツのロイナに環状オレフィン・コポリマー(COC)の製造設備を建設することを決定したと発表した。
ポリプラスチックスのドイツ現地法人であるTOPAS Advanced Polymers GmbH(以下、TAP社)の新工場は、年間2万トンの生産能力を有し現在の生産量を2倍以上に増やすもの。同工場は2023年半ばまでに稼働する予定。TAP社の従来のTOPASの生産工場は、ロイナの西約400キロにあるオーバーハウゼンにあり、2000年のオーバーハウゼン工場の開設以来、TOPASはその卓越した純度とガラスのような特性に基づき幅広い用途で開発され、多くの医療機器の重要なコンポーネントになってきた。
TOPASは包装材において、市販のポリオレフィンの性能を高め、よりシンプルでリサイクル性の高い持続可能なソリューションの開発を可能にしてきた。TOPASで強化されたPEに基づくモノマテリアル構造は、PETまたは他のPE非互換ポリマーの層を使用した複数材料によるソリューションよりも簡単にリサイクル可能。TOPASは、サーキュラー・エコノミーに関するEUの取り組みの一環として、リサイクル可能なポリオレフィンとして認定されている。
■ポリプラスチックスについて
東京を本社とするポリプラスチックスグループは、エンジニアリング熱可塑性樹脂の開発と生産における世界的なリーディングカンパニー。グループの製品ポートフォリオには、ポリアセタール(POM)、PBT、PPS、液晶ポリマー(LCP)、および環状オレフィン・コポリマー(COC)が含まれる。50年以上の経験を持つポリプラスチックスは、研究開発、生産、販売リソースの強力なグローバルネットワークに支えられている。詳細については、https://www.polyplastics-global.com/jp/を参照。
■TAP社について
TOPAS Advanced Polymers GmbHは、ポリプラスチックスの連結子会社で、その卓越した純度とガラスのような特性に基づき医療、光学、包装材、電子部品用途に用いられるプラスチックであるCOC(環状オレフィン・コポリマー)の世界有数のメーカー。ウェアラブルなインシュリンの配送から、食品接触フィルム、タブレットやスマートフォンのコンポーネントまで、TOPASは最適な高性能素材。TOPASはグローバルで広範な法規制に対応している素材。詳細については、 https://topas.com を参照。
TOPAS®、トパス®は、TOPAS Advanced Polymers GmbHがドイツ、米国その他の国で保有している登録商標。
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