オイレス工業、藤沢事業場に新工場、小型樹脂軸受の生産拠点集約と研究開発機能を拡充

 オイレス工業(本社:神奈川県藤沢市桐原町8番地)は、藤沢事業場(本社同)に新工場棟を建設し、県外工場を移管・集約する。小型樹脂軸受の生産拠点集約と研究開発機能を拡充する。神奈川県は9月9日、地域の特性を生かして高い付加価値を創出する事業を支援する地域未来投資促進法に基づき、同社の地域経済牽引事業計画を承認したと発表した。

 自動車用小型樹脂軸受は、グローバル競争のし烈化などの環境変化への対応として、生産性の向上が課題となっている。自動車業界は電動化・自動運転など大きな変革期を迎えており、これに対応するため、研究開発機能の拡充が課題となっている。

 今回、藤沢事業場に新工場棟を建設し、県外工場を移管・集約することで、生産性の向上を図る。また、技術評価スペースを拡張し、新たな評価設備を導入することで、自動車の騒音・振動低減につながる新製品の開発を行う。これにより、付加価値創出額3億1,000万円を目指す。

<新工場概要>

立地場所:神奈川県藤沢市桐原町8番地(藤沢事業場)

階数:地上3階

建築面積:3,024.56㎡

延床面積:7,035.57㎡

着工予定:2020年9月

竣工予定:2021年10月

事業計画:藤沢事業場における小型樹脂軸受の生産拠点集約及び研究開発機能の拡充

■地域未来投資促進法:平成 29 (2017)年7月 31 日に施行された「地域未来投資促進法」では、県及び市町村が策定した基本計画に基づき、地域の事業者が地域経済牽引事業計画を作成し、県の承認を受けることで、先進的な事業に必要な設備投資に対する減税措置などの支援措置を受けることが可能となる。

 ニュースリリース

 発表資料(事業計画(事業計画)