鍛圧機械、2020年8月の受注は30%減の160.6億円、18カ月連続マイナス

 日本鍛圧機械工業会は9月8日に発表した2020年8月の鍛圧機械受注総合計は、160.6億円、前年同月比30.0%減、連続前年割れも18カ月となった。国内外共に大型設備投資案件は低調で、回復の兆しは見えてこない。感染予防と経済活動の両立がコロナ禍後の新常態と言われ、国内の経済対策も奏功せず、長期戦の様相を呈している。

 機種別によると、プレス系機械は61.4億円、前年同月比16.9%減。小型プレスは15.1%増、大型プレス21.0%増、超大型プレスも4.0%増だが、中型プレスは3.2%減。

 油圧プレスは58.0%減、フォーミングが31.8%減、自動化安全装置も64.6%減。板金系機械は44.7億円、前年同月比50.6%減。レーザ・プラズマが57.6%減、プレスブレーキ39.2%減、パンチングも58.1%減。

 国内は74.7億円、前年同月比25.6%減。自動車は22.5%増だが、金属製品製造業26.1%減、一般機械40.7%減、電機26.6%減、鉄鋼・非鉄金属も72.2%減となった。

 輸出は31.4億円、前年同月比50.9%減。北米向けは69.5%減、中国向け41.4%減、欧州向け10.1%減、東南アジア向け54.5%減、韓国・台湾向けも87.8%減となった。

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