・新興成長市場であるラオスで政府系大型案件
三菱電機は9月3日、ラオスの同社販売会社であるMELCO Elevator Lao Sole Co., Ltd.(メルコ・エレベーター・ラオス、以下、MLAO社)が、ラオスの新国会議事堂向けに、エレベーター14台、エスカレーター4台の計18台の昇降機を受注したと発表した。
ラオス政府の新国会議事堂は、1991年に建設され活用されてきた旧国会議事堂の跡地に、新たに建設される。今回の受注は、ラオスにおける三菱電機の製品・サービスの品質が高く評価されたもの。
ラオスは年間昇降機需要が約200台(2020年度三菱電機予測)とASEAN諸国の中では小規模だが、GDP成長率は高水準で推移しており、今後の成長が期待できる市場。三菱電機は、2013年に現地代理店Souvanny Home Center Public Company(以下、SVN社)を通じて同市場向けの昇降機事業を本格的に開始し、2019年6月から、タイの三菱電機子会社Mitsubishi Elevator (Thailand)Co., Ltd.(三菱エレベーター(タイ)、以下、MET社)の出資により設立したMLAO社が、SVN社の昇降機部門を買収・統合し、事業基盤を強化してきた。
三菱電機は、ラオスをはじめとした成長の著しいメコン地域での事業体制を強化し、ASEAN域内全体での事業拡大を図るとともに、ラオス国内への安心・安全な昇降機の提供に努めていく。
<納入概要>
納入先:ラオス新国会議事堂
所在地:ラオス人民民主共和国 ビエンチャン市
建物:地下1階、地上5階建て
延床面積:35,000平方メートル
受注製品:エレベーターNEXIEZ-MR(ネクシーズ エムアール) エスカレーターZ形
受注台数:14台 4台
製作担当:Mitsubishi Elevator Asia Co., Ltd.(タイ王国)
納期:2020年10月から順次出荷
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