国際協力銀行(JBIC)、菱南電装(兵庫県)がフィリピンで実施する自動車部品事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は9月2日、菱南電装(本社:兵庫県、児島生也社長)のフィリピン法人RYONAN ELECTRIC PHILIPPINES CORPORATION(以下、REPC)との間で、融資金額1,400千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は2,000千米ドル。

 本件は、REPCがフィリピンにおいて実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもの。

 菱南電装は、ワイヤリングハーネスを始めとする自動車部品の製造・販売を行う中小企業。同社は、主要取引先の海外進出を背景に1995年にREPCを設立、EPSブラシホルダーなどの自動車電装部品を製造している。融資は、中堅・中小企業による海外事業に必要な資金を供給することで、海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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