建設機械出荷、2020年7月は23.9%減の1,743億円、10カ月連続の減少

 日本建設機械工業会が8月31日に発表した2020年7月の建設機械出荷金額によると、内需は2.6%減少の839億円、外需は36.8%減少の904億円、総合計では23.9%減少の1,743億円となった。その結果、内需は3カ月連続の減少、外需は12カ月連続の減少となった。総合計では10カ月連続の減少となった。

■内需は2.6%減の839億円、3カ月連続の減少

 内需について機種別に見ると、油圧ショベル15.5%増加の279億円、道路機械1.1%増加の33億円、コンクリート機械28.9%増加の25億円が増加したものの、その他6機種と補給部品が減少し、内需全体では2.6%の減少となった。

■外需は36.8%減の904億円、12カ月連続の減少

 外需について機種別に見ると、コンクリート機械23.0%増加の1億円、基礎機械24.2%増加の4億円が増加したものの、その他7機種と補給部品が減少した。地域別に見ると、中国が13カ月振りの増加、中近東(含エジプト)が2カ月振りの増加の2地域が増加したものの、その他7地域が減少し、外需全体では36.8%の減少となった。

■7月の油圧ショベル国内出荷台数は10.5%増の2,216台

 また、7月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ567台(前年同月比19.7%減少)、油圧ショベル2,216台(同10.5%増加)、ミニショベル2,243台(同3.3%減少)、クローラクレーン36台(同20.0%増加)、ラフテレーンクレーン111台(同32.3%減少)、アスファルトフィニッシャ45台(同:18.4%増)――となった。

 2020年7月度の建設機械出荷統計