国際協力銀行(JBIC)、三幸社HD(東京都)がタイで実施する業務用クリーニング機械等事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業による海外事業展開を支援

 ㈱国際協力銀行(JBIC)は8月28日、三幸社ホールディングス(本社:東京都、打越 裕介社長)との間で融資金額約995千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ*1」を活用し、三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約1,444千米ドル相当。

 本件は、㈱三幸社のタイ法人SANKOSHA (THAILAND) CO., LTD.(以下STC)が実施する業務用クリーニング機械等の製造・販売事業に必要な資金を融資するもの。

 三幸社は、業務用クリーニング機械等の製造・販売を行う中小企業。アジア圏の経済成長やクリーニング市場の拡大を背景に、タイでは業務用クリーニング機械等の需要拡大が見込まれている。三幸社は、2011年11月に設立したSTCを通じてタイでの事業拡大を企図している。融資は、こうした三幸社の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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