国際協力銀行(JBIC)、ウチヌキ(神奈川県)タイで実施するパンチングメタル事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを通じて支援

 国際協力銀行(JBIC)は8月28日、㈱ウチヌキ(本社:神奈川県、中尾健太郎社長)のタイ法人UCHINUKI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.(以下、UIT)との間で、融資金額7百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、横浜信用金庫と初めての協調融資により実施するもので、協調融資総額は約10百万タイ・バーツ相当。

 本件は、UITがタイのサムットプラカーン県において実施するパンチングメタル等の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するもので、同社向けの融資としては、2016年9月の融資に続くもの。

 ウチヌキは、建築内外装向けパネル等に使用されるパンチングメタルの製造・販売を行う中小企業。東南アジア諸国の経済成長等を背景に、建設需要等の拡大が見込まれるタイやその周辺国において、ウチヌキはUITを通じた事業拡大を企図している。融資は、こうしたウチヌキの海外事業展開を、タイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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