シャープ、ジャパンディスプレイの白山工場を取得

 シャープは8月28日、㈱ジャパンディスプレイの白山工場を約412億円で取得すると発表した。今後、同工場を活用して生産能力拡充や基盤力強化を図るとともに、次世代ディスプレイの展開を加速していく。物件引き渡しは、2020年9~10月に行われる予定。

 シャープは、液晶事業のパイオニアとして、保有する先端技術を活かした高付加価値な応用商品を作り続けることでディスプレイ事業の拡大を果たし、企業価値の向上につなげている。この一環として、取得する同工場について、次世代ディスプレイの将来展開など、様々な観点から慎重に検討した結果、同工場を取得することを決定したとしている。

<取得資産の内容>

名 称:株式会社ジャパンディスプレイ 白山工場

所在地:石川県白山市竹松町2480-1

資産の内容:土地、建物および付帯設備等

敷地面積:143,051 ㎡

延床面積:168,612 ㎡

取得価額:390,000,000 USD(41,223百万円。1USD=105.70円で換算。2020年8月21日現在)

決済方法:株式会社ジャパンディスプレイが同社顧客に対して負う前受金返還債務のうち上記取得価額に相当する金額をシャープが引き受ける。

 ニュースリリース