スギノマシン、CNC タレット形 高圧洗浄・乾燥マシン「JCC 303 TT」を発売

 産業機械メーカーの㈱スギノマシン(本社:富山県魚津市)は8月26日、水を超高圧で噴射し、自動車などの金属部品のバリ取り・洗浄を行う、高圧水バリ取り洗浄機「JCC シリーズ」の新機種、「JCC 303 TT」を発売すると発表した。

 ターンテーブル(パレットチェンジャー)を搭載し、高圧水による部品の洗浄・バリ取りと、エアブロー(乾燥)を一台で同時に行うことができる洗浄機。ユニットの高速化と加速度アップにより、サイクルタイムを従来機と比べて約30%短縮することに成功した。また、エアブローには自社製のスイングアーム式コラムロボットを採用し、高精度な乾燥を実現した。

 近年、自動車には環境対策や低燃費が求められ、小型化や高機能化が進んでいる。駆動系ユニット内部に残留する異物やバリは、早期摩耗の原因になるだけではなく、重大な事故の発生原因になり得るため、自動車メーカーでは以前よりも厳しく管理されてきている。さらに、EV(電気自動車)化の流れにより、より高い清浄度が必要な部品が増えると同時に、生産性の一層の向上が求められている。これらを受け、より高度な洗浄能力と、洗浄工程にかかる時間の短縮を叶えるため、本商品を開発した。

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