鍛圧機械、2020年7月の受注は26.5%減の185.1億円、17カ月連続マイナス

 日本鍛圧機械工業会は7月8日に発表した2020年7月の鍛圧機械受注総合計は、185.1億円、前年同月比26.5%減、連続前年割れも17カ月となった。海外での大型設備投資案件も低調で、具体的設備投資の動きは見えてこない。感染予防と経済活動再開の難しいかじ取りに主要国が取り組んでいるが、需要の急回復には至らず、生産設備投資の回復には更に時間を要すると思われる。

 機種別によると、プレス系機械は54.0億円、前年同月比40.0%減。小型プレスは17.0%増だが、超大型プレスは99.8%減、大型プレスが29.2%減、中型プレス14.8%減。油圧プレスは44.1%減、フォーミングが19.2%減、自動化安全装置も51.7%減。板金系機械は72.3億円、前年同月比19.4%減。レーザ・プラズマが1.0%減、プレスブレーキ25.9%減、パンチングも31.2%減。

 国内は91.8億円、前年同月比12.6%減。金属製品製造業は2.3%増、鉄鋼・非鉄金属も19.0%増だが、自動車が19.4%減、一般機械19.9%減、電機も33.9%減となった。

 輸出は34.5億円、前年同月比53.8%減。欧州向けは36.4%増だが、北米向けが66.5%減、中国向け45.8%減、東南アジア79.2%減、韓国・台湾向け28.4%減、インド向けも71.1%減となった。

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