神鋼環境ソリューション、カンボジアでリゾート開発向け浄水設備を受注

㈱神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は8月6日、カンボジア王国モンドルキリ州セン・モノロム市にて、リゾート開発向け浄水設備を受注したと発表した。

  セン・モノロム市では「日・ASEAN統合基金」を活用し、2012年から北九州市上下水道局により水道施設整備事業に係る案件形成及びコンサルタント業務(基本計画・実施設計・施工監理、運転指導等)が実施された。2015年には同社浄水システムを採用、2016年に竣工を迎え給水を開始している。

  一方で、現在同市ではリゾート開発が進められており、観光需要の高まりに伴い周辺の開発エリアにおいても安全な水へのアクセス需要が増加している。上記状況のもと、開発エリアへの上水供給を目的として、リゾート開発事業者によって新たな浄水設備が整備されることとなった。今回の受注は、同市での同社の実績が高く評価され、浄水設備として同社のASF設備(*1)を採用に至った。

 今回の受注は同社として同市で2件目、またカンボジアで6件目の浄水設備受注案件となる。引き続き、カンボジアを含めた東南アジア地域での水処理ビジネスを推進し、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に貢献していく。

 (*1)Auto Siphon Filterの略称。サイフォン現象を利用して逆洗を実施するため機器点数が少なくメンテナンス性に優れ省電力な重力式急速ろ過装置。

<案件概要>

納入先:Holiday Resort (セン・モノロム市)

建設場所:カンボジア王国モンドルキリ州セン・モノロム市

施設規模:処理能力1,000 m3/日

受注範囲:浄水設備(凝集沈殿装置+ろ過装置)の設計、調達、製作、試運転指導

工期:2020年12月試運転完了予定

 ニュースリリース