DMG森精機、エネルギー・航空宇宙産業の大型ワークに最適なレーザ金属積層造形機を販売開始

 DMG森精機は8月5日、旋削やミーリングなどの切削加工を行う複合加工機にレーザ金属積層造形技術であるアディティブマニュファクチャリング( Additive Manufacturing 以下、AM)を融合し、大きな積層造形領域を持つレーザ金属積層造形機LASERTEC 6600 3D hybridの販売を開始したと発表した。

 積層造形 の市場は、これまでにも飛躍的に成長してきたが、その使用範囲は従来の切削 加工ではできなかった、試作品や小さい部品の製造に限られていた。LASERTEC 6600 3D hybridは、広い積層領域を備え、金属の積層造形と切削加工が1台の機械で可能になるため、従来の加工方法では できなかったことを補うだけでなく、さらに進んだ加工を実現 できる。

 例えば、金属材料粉末とレーザを同時に照射し、 積層と溶融を行う 指向性エネルギー堆積法 Directed Energy Deposition)を採用しており、積層と溶融を同時に行うことができる ため、造形時間が早く、異なる金属材料粉末の積層も可能。1つの素材の上に少しずつ異なる素材を 積層することで、複数の素材を融合させて 1つの製品を造ることができます。 また、工具主軸に金属材料粉末とレーザを同時に照射するAMノズルを搭載 することで、 B軸を加えた5軸の積層造形を行うことができるため、ワンチャッキングでの加工が可能となり、長時間の自動連続積層造形にも対応する。

 詳細は、ニュースリリース