㈱豊田自動織機が7月31日に発表した2021年3月期第1四半期(4~6月連結)における産業車両部門は、主力のフォークリフトトラックが欧州や北米などで減少したことにより、売上高は前年同期を459億円(約13%)下回る3,157億円となった。営業利益は同26%減の171億円(前年同期:231億円)。
また、販売台数は前年度比20%減の61,000台(前年同期:76,000台)となった。内訳は日本が12,000台(12,000台)、北米18,000台(25,000台)、欧州18,000台(25,000台)、その他13,000台(14,000台)。2021年3月期の予想は前期比15%減の237,000台(278,000台)。
同社全体の今後の見通しについては、新型コロナウイルス感染症の影響により合理的な算定が困難であったため、連結業績予想を未定としていたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき算定が可能となったため、今回公表した。
通期連結業績予想については、売上高1兆9,000億円(前期比12.5%減)、営業利益600億円(同53.2%減)、税引前利益1,100億円(同44.0%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益850億円(同41.7%減)を見込んでいる。セグメント別の売上高では、自動車セグメント5,650億円(同8.0%減)、産業車両セグメント1兆2,450億円(同13.3%減)など。
なお、為替レートについては、通期で1USドル106円、1ユーロ120円を前提としている。
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