三菱重工業が8月3日に発表した2021年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、受注高は前年同期比8.1%減の6,896億円、売上収益は同15.4%減の7,780億円、事業利益は前年同期の404億円から△713億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期の163億円から△579億円となった。新型コロナウイルスの影響下において、前年同期に比べて低調に⾒えるものの、概ね期⾸想定通りに推移。通期⾒通し達成に向けて、引き続き固定費削減等を推進する。
■第1四半期のサマリー
・受注⾼は前年同期⽐605億円の減少(△8.1%)。エナジードメインはGTCCと原⼦⼒が牽引し、前年同期を上回った。
・売上収益は新型コロナウイルスの影響による物流・冷熱・ドライブシステムドメインの落ち込みが⼤きく、前年同期⽐1,413億円の減少(△15.4%)。航空・防衛・宇宙は、⺠間航空機が減少したものの、防衛・宇宙は増加し、前年同期を若⼲上回った。
・事業利益は713億円の⾚字。そのうち、SpaceJet事業の損失(CRJ事業買収に伴って⽣じたのれんの減損を含む)は688億円。
・フリーキャッシュフローについては、CRJ事業買収等により前年同期を下回るが、当初想定通りに推移しており、通期⾒通しに変更はなし。
■2020 年度の業績見通し
2020 年度の業績は、売上収益3 兆 8,000 億円、事業利益 0 円、税引前利益 0 円、親会社の所有者に帰属する当期利益 0 円の見通し。
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