建設機械出荷、2020年6月は23.3%減の1,775億円、9カ月連続の減少

・4~6月は29.6%減の4,603億円、1~6月は23.1%減の1兆797億円

 日本建設機械工業会が7月30日に発表した2020年6月の建設機械出荷金額によると、内需は0.3%減少の805億円、外需は35.6%減少の970億円、総合計では23.3%減少の1,775億円となった。その結果、内需は2カ月連続の減少、外需は11カ月連続の減少、総合計では9カ月連続の減少となった。

 同時に発表した4~6月の国内は前年同期比5.3%減少の1,982億円、外需は同41.0%減少の2,622億円、総合計では同29.6%減少の4,603億円。また、1~6月の国内は2.2%減少の4,773億円、外需は同34.3%減少の6,024億円、総合計は同23.1%減少の1兆797億円となった。

■6月の内需は0.3%減少の805億円、2カ月連続の減少

 6月の内需について機種別に見ると、トラクタ17.8%増加の75億円、油圧ショベル9.9%増加の256億円、ミニショベル4.0%増加の79億円、道路機械19.7%増加の33億円、基礎機械2.6%増加の26億円、その他建設機械6.9%増加の60億円の6機種と、補給部品13.7%増加の112億円が増加したものの、その他3機種が減少し、内需全体では0.3%の減少となった。

■6月の外需は35.6%減少の970億円、11カ月連続の減少

 6月の外需について機種別に見ると、コンクリート機械11.9%増加の1億円、基礎機械39.4%増加の2億円が増加したものの、その他7機種と補給部品が2桁減少しました。地域別に見ると、アジア(中国を除く)、中国、オセアニア、中近東(含エジプト)、欧州、アフリカ、北米、中南米、CISその他東欧の全9地域が減少し、外需全体では35.6%の減少となった。

■6月の油圧ショベル国内出荷台数は1.7%増の2,051台

 また、6月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ604台(前年同月比2.7%減少)、油圧ショベル2,051台(同1.7%増加)、ミニショベル2,474台(同5.4%増加)、クローラクレーン29台(同32.6%減少)、ラフテレーンクレーン94台(同28.2%減少)、アスファルトフィニッシャ47台(同:横ばい)――となった。

 2020年6月度及び第1四半期の建設機械出荷統計