日本精工、富山に新工場竣工、藤沢工場から熱処理工程を移管

・災害時などの事業継続体制を強化

 日本精工(NSK)は7月27日、藤沢工場(神奈川県藤沢市鵠沼)から熱処理工程の一部をグループ会社、NSK富山(本社:富山県高岡市)に移管するのに伴い、NSK富山の高岡工場(富山県高岡市)に新工場を増設したと発表した。今後、NSKグループ全体で、品質や生産効率の向上を進め、産業機械事業のさらなる体質強化を目指していく。

■藤沢工場からNSK富山への一部熱処理の移管狙い

 神奈川県藤沢市鵠沼にあるNSK藤沢工場は、1937年以来、長年にわたり軸受を生産し、産業機械軸受の旋削、熱処理、研削、組立まで一貫生産を行っている。一方、NSK富山は、1966年に創業して以来、風力発電や鉄鋼向けなどの大形軸受の鍛造や旋削を行っている。

 今回、地震や洪水などの災害時のリスク回避及び大形軸受の生産強化のため、藤沢工場で行っている一部の熱処理をグループ会社のNSK富山に移管する。これに伴い、NSK富山は、新工場を新設し、好調な風力向けを中心に軸受の鍛造、旋削から熱処理までを担う。

 新工場では、既存の鍛造や旋削工程の設備を整流化し活用・拡充しつつ最新の熱処理加工技術を導入し、環境に優しく、品質の向上を実現する。また、既存の鍛造や旋削工程を整流化し、搬送自動化することによって高効率で安全な工場を目指す。

 画像:竣工したNSK富山 熱処理棟

<工場の概要>

拠点名:NSK富山 熱処理棟

所在地:富山県高岡市

生産品目:産業機械用軸受

建築面積:3,641㎡

投資金額:約30億円

 ニュースリリース