三菱自動車工業は7月28日、水島製作所(岡山県倉敷市)において、新型の軽電気自動車(以下軽EV)を生産するための設備投資を8月より開始すると発表した。投資規模は総額約80億円。
新型軽EVについては、アライアンスを組む日産自動車との共同開発を検討しており、生産工場は水島製作所を予定している。今回の投資では、(1)新たに採用する駆動用バッテリーの組立設備および検査設備の新設、(2)駆動用バッテリーケースの内製化に伴うプレス・溶接組立・塗装設備の増設、(3)EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設、などを予定。日産も投資額の一部を負担するほか、岡山県の補助金も活用しながら、生産体制を整えていく。
三菱自動車は、引き続き岡山県内の自治体やアライアンスメンバーと足並みを揃えながら、EVシフト対応に向けた取り組みを進めていく。