Kobelco Construction Machinery Europe B.V. (コベルコ建機ヨーロッパ):2020年7月7日
コベルコヨーロッパが、今年初めに登場したコベルコSK140SRLC-7に引き続き林業仕様の新商品を発表しました。
すべての次世代コベルコマシンと同様に、SK140SRL-7は、パワーとスピードを向上させ効率と生産性を向上させるとともに、オペレーターベースの快適性と安全性を高めるための設計を改善するようにデザインされています。さらに、このマシンには、林業や伐採において卓越したパフォーマンスを提供できるようにする多くの重要な機能も組み込まれています。
SK140SRL-7の長いクローラーは大型機のものを採用しており、長さは3,790mm、幅広のシュー(900mm)は、軟弱地盤で低地圧(28kPa)を実現し、最高地上高は580mmです。(SK140SRLC-7通常ショベルは425mm)このクローラーにより、移動がスムーズになり、操作が容易になります。
さらに、マシンの標準動作重量が16,600kgと高いため、特に複雑なアタッチメントを扱う場合に安定性が向上し、さらに安定性を高めるために2種類のオプションのカウンターウェイト(580kgと1,000kg)も利用できます。SK140SRL-7の短い車体の設計は、密集した森林地帯での作業に適し、153kNというドローバー(SK140SRLC-7通常ショベルは138kN)は牽引力を強化します。
SK140SRLC-7と同様に、林業機は、ステージV排出ガス規制に準拠したターボチャージャー付きディーゼルエンジンを備えており、SK140SRLC-5と比較してエンジン出力が10%大幅に増加します。新しい油圧制御システムを完備し、機械の掘削サイクルタイムも10%削減されました。
コベルコは、機械の快適性と安全性が重要な要素であることを理解しているため、SK140SRL-7ではオペレーターの快適さを最大化することで、生産性と効率性を向上させることにも着目したのは少し驚きです。マシンの最新のキャビンには、掘削機業界で最大の10インチカラーモニターが装備されており、オペレーターに重要なマシン情報と背面、右側、左側のカメラからの映像などを見やすく表示できます。モニター機能はジョグタイプのダイヤルで制御され、操作を簡単にするためにLEDバックライトも付いています。
新しいSK140SRL-7は、操作レバーとアームレストを1つのユニットとして組み込み、理想的な姿勢の位置を確保する、エアクッション式のコベルコブランドのグラマーシートを備えています。より短く、より正確に動かせる新しいコントロールレバーと油圧システムがオペレーターの快適性を更によくします。コントロールスイッチのLEDバックライトは、夜間操作を可能にします。キャビンはまた、標準でエアコンシステムを備えています。
SK140SRL-7のその他の安全機能には、キャビンドアが開いたとき、またはスイッチがオフになったときに点灯するLEDドアランプ、および外側のガラスを簡単に洗浄できるFOPSレベルIIルーフガードがあります。平行仕様のフロントワイパーは、視界を遮ることなく全面ガラスを拭くことが可能です。
さらに、KobelcoのiNDrシステムは、低騒音での作業を実現し、エアフィルターの取り換えも容易におこなうことが可能なため、メンテナンスを通じて日常のダウンタイムも削減できます。
新しいSK140SRL-7の導入について、プロダクトマネージャーのPeter Stuijt(ピーター・スタイト)氏は次のように述べています。
「今年の初めに発売されたSK140SRLC-7は業界から非常に好評でした。小型ながら強力なパフォーマンスとモダンなデザインは、請負業者にとって特に重要な魅力でした。ただし、林業で作業するオペレーターには、日常業務を支援するために非常に特殊な機能を備えた機械が必要であることは間違いありません。SK140SRL-7の高い操作重量は、長い足回り、広いシュー幅、高い地上高と相まって、安定性を向上させ、専門の伐採ソリューションを求めるすべての人にとって魅力的な提案となっています。」
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。
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