エピロック、20年4～6月売上は20％減の84億58百万SEK（約1,015億円）

　Epiroc（エピロック）：2020年7月23日

　Epirocが7月23日に発表した2020年第2四半期（4～6月）業績によると、売上高は前年同期比20.4％減の84億58百万SEK（約1,015億円、12円換算）、営業利益は同37.2減の14億18百万SEK（約170億円）、純利益は同38.9％減の10億27百万SEK（約123億円）となった。

　以下、リリースとデータは2020年第2四半期レポートより抜粋。

　エピロック2020年第２四半期データ

■第2四半期の要約（数値表記は原文尊重、カッコ内は前年同期、１SEKは約12円）

  ・受注は23％減少し、MSEK 8,105（10,553）、17％の有機的な減少。

  ・売上は20％減少し、MSEK 8,458（10,626）、15％の有機的な減少。

  ・営業利益はMSEK 1,418（2,263）、MSEK -165（‑39）。

  ・営業利益率は16.8％（21.3）、調整後営業利益率は18.7％（21.7）。

  ・1株あたりの基本利益はSEK 0.85（1.40）。

  ・営業キャッシュフローはMSEK 1,963（1,506）。

■CEOコメント

・困難な時代の敏捷性

　Covid-19のパンデミックは、当四半期に大きな影響を与えましたが、作業方法を迅速に適応させ、コストを削減し、収益性に回復力を示し、強力なキャッシュフローを実現することができました。私たちは健康と安全を優先し、このユニークで困難な状況でお客様をサポートしながら、これをなんとか実現しました。私たちの組織が状況に適応できるようになったことを誇りに思います。

・低次の摂取量

　受注は前四半期に比べ減少しました。当社の顧客は機械の注文を躊躇しており、特に四半期の初めに顧客の活動が低下し、アフターマーケット事業に悪影響を及ぼしました。グループの受注はMSEK 8,105で、前年度と比較して有機的に13％、有機的に17％減少しました。

　機械とアフターマーケットの両方の需要は、短期的には引き続きパンデミックの影響を受けると予想しています。

・回復力のある営業利益率と強力なキャッシュフロー

　前年比では、売上は組織的に15％減少し、MSEK 8,458となり、ツールとアタッチメントの最大の減少となりました。サービス事業は、緩やかな内的減少のみで、収益性の回復力に貢献しました。調整後の営業利益率は18.7％（21.7）でした。第4四半期には運転資本が減少したため、MSEK 1,963の強力な営業キャッシュフローを達成しました。

　第1四半期と比較して、当社の利益は主にアフターマーケット事業の数量の減少および製造施設の稼働率の低下による悪影響を受けました。これは、コスト削減により一部相殺されました。

・効率化アクションによる節約

　パンデミックの影響への対応として、また効率を改善するために私たちが開始した緊急事態対策は、当四半期に計画通りに実施されました。私たちはすでに短期的および長期的な行動の両方からコスト削減を達成しています。長期的な対策により、2020年第3四半期以降、毎年MSEK 500を超える節約が見込まれます。計画されたレイオフに関連する節約を含め、追加の節約は年末から達成されます。

・自動化とデジタル化

　第4四半期には、チリで自動化、接続性、情報管理用の6th Senseソリューションを備えた機械を大量に注文するなど、地下アプリケーションと地上アプリケーションの両方の自動化ソリューションの複数の注文を受け取りました。パンデミックにより、最先端のオートメーションとデジタルソリューションに対する顧客の関心が高まり、地域のオートメーションセンターでは活動レベルが高くなっています。また、トレーニングや顧客との対話のためのデジタルツールの使用がさらに増加しました。

・高い持続可能性の野心

　持続可能性に関しては私たちには大きな野望があり、安全性や輸送からのCO2排出量など、非財務KPIの多くが前向きに発展することを期待しています。2030年の持続可能性に関する新しい目標は、気候変動、安全性、多様性に関するグループの野心をさらに前進させます。私たちはイネーブラーになりたいと考えており、イノベーションを通じて鉱業およびインフラストラクチャ産業をより持続可能なものにします。

・危機の管理と未来のための構築

　6月18日、上場企業として2周年を迎えました。祝典はもちろんCovid-19のためオンラインで開催されました。世界的なパンデミック危機は独特であり、以前に困難な状況を管理してきたように、私たちはそれをうまく管理していると思います。私たちの情熱的な従業員がそれを可能にしています。今後も、革新性とアフターマーケットへの投資を継続して、お客様の生産性と持続可能性の向上に向けた旅をサポートします。これにより、Epirocは今後さらに強力になります。

　Helena Hedblom（ヘレナ・ヘドブロム）

　President and CEO（社長兼最高経営責任者）

　ニュースリリース

　第2四半期レポート