Sandvik（サンドビック）が7月16日に発表した2020年第2四半期（4～6月）業績（継続事業）によると、売上高は前年同期比23.6減の202億3,000万SEK（約2,428億円）、調整後営業利益は同42.9％減の28億3,700万SEK（約340億円）、純利益は同69.5％減の10億9,800万SEK（約132億円）となった。 以下、リリース原文より抜粋。（１SEKは約12円）
また、第２四半期累計（１～６月）売上高は前年同期比14.8％減の438億5,100万SEK（約5,262億円）、調整後営業利益は同31.1％減の65億6,500万SEK（約788億円）、純利益は同56.5％減の29億3,300万SEK（約352億円）となった。
■第2四半期の概況
当四半期中、受注は前年同期（オーガニックベース）-23％と大幅に減少しました。売上の減少は、受注の減少により、受注の減少により-20％でわずかに減少しました。第4四半期の前半は特に顧客の活動が遅く、Covid-19の大流行の裏側で広範囲にわたる閉鎖がありました。第1四半期にさらにV字型の回復が見られた中国とは異なり、ヨーロッパと北米の主要地域では回復はわずかでした。期間の最後の月は回復のペースにわずかな増加の兆しを見せましたが、自動車や航空宇宙などの主要なセグメントでは依然として不確実性が残っています。主に4月の鉱山閉鎖のマイナスの影響にもかかわらず、鉱業セグメントの基礎となる開発は安定しており、その結果、受注量は有機的に前年比-10％減少しました。
Sandvik Mining and Rock Technologyは、全体的な堅調な感情に沿って、地下設備、サービス、自動化向けに約6億SEKの大口注文を予約しました。石油・ガス部門については、第2四半期の進展に伴う原油価格の改善にもかかわらず、不確実性が残りました。特にアジア、特に中国では、第1四半期末にかけて回復が見られ、第2四半期には通常の需要が回復しました。特に国内需要は改善しましたが、輸出は抑制されました。全体として、すべての主要地域は2桁のペースで減少し、ヨーロッパでは-33％、北米では-30％と記録されました。
大部分の短期サイクルセグメントの減速の結果として、受注量は、Sandvik Machining Solutionsでは前年比-35％、Sandvik Materials Technologyでは-33％減少しました。石油・ガス部門でも大幅な弱体化が見られました。ここでは、不確実性が高いままであり、顧客の設備投資が減少したため、いくつかの既存の注文が遅れていることに気づきました。為替レートの変更により、受注に-3％、売上に-2％の悪影響がありました。
■売上利益状況
調整済み粗利益は-33％減少して74億5,100万SEK（110億9,900万SEK）になり、調整後粗利益率は36.8％（41.9）に減少しました。これは、売上における-20％の本源的減少の影響を受けたものです。比較可能性に影響する項目を除く販売管理費は、前年比-27％減少しました。報告ベースの売上に対する全体的な比率は、19.1％（19.2）で安定したままでした。
調整後営業利益は-43％減少し、28億3,700万SEK（49億6,800万SEK）になり、調整後営業利益率は14.0％（18.8）に減少しました。期間中のSandvik Materials Technologyの金属価格効果-7,600万SEKを除く調整後の営業利益は、-40％減少し、29億1,300万SEK（48億3,700万SEK）となりました。金属価格の影響を除いた調整後の営業利益率は、第2四半期で14.4％（18.3）、過去12か月で17.0％（18.5）でした。
為替レートの変更による影響は2,800万SEKとわずかにプラスでした。コスト削減策は、マイナスの年のマイナス20％の内部成長への影響の一部を相殺しています。2019年7月に発表されたコスト削減活動による節約は、第4四半期で約4億2,500万SEKに達しました。これは、17億SEKの完全な実行率の節約が達成されたことを意味します。第4四半期の一時的な節約額は11億SEKで、労働時間の削減と裁量的支出の削減に関連しています。
報告された営業利益は、主にCovid-19の裏側の構造的対策に関連する-13億2,900万SEKのコスト、およびSandvik Materials Technologyの残りのSandvikグループからの内部分離に関連する-2,400万SEKのコストによって悪影響を受けました。インタレストネットは-9,000万SEK（-144）に減少しました。純金融項目は2,000万SEK（-3億8,700万SEK）に達し、その増加は商業的ヘッジの一時的な再評価によるものです。継続事業の基礎となる税率は24.3％（26.0）で、営業利益の比較可能性に影響する項目に関連する悪影響を除いています。継続事業の報告税率は、グループ全体で28.1％（23.2％）および28.2％（23.5）でした。
純利益は10億9,800万SEK（36億500万SEK）で、0.88 SEK（2.88）の1株当たり利益と1.73 SEK（2.81）の調整後の1株当たり利益に相当します。
■セグメント別状況
＜SANDVIK MINING AND ROCK TECHNOLOGY＞（サンドビックマイニング＆ロックテクノロジー）
鉱山の再稼働が始まったため、四半期ごとの後半に向けて設備とアフターマーケットの両方に回復の兆しが見られ、総受注量は有機的に前年比で-10％減少しました。顧客の意思決定に引き続き躊躇しているにもかかわらず、根本的な感情は堅調に推移し、期間中にいくつかのより大きな注文が予約されました。前年と比較して受注と売上に影響を与える主な項目：
・機器の総受注は、オーストラリアおよびアフリカ/中東の地下採掘機器のいくつかの大口注文に支えられて、一桁半ばのレートで減少しました。
・アフターマーケットの注文は、部品とサービス、および消耗品の両方が同程度の減少率で軟化した鉱山の閉鎖の影響を受けて、10代後半のレートで縮小しました。
・アフリカ/中東を除く最大の地理的市場では、1桁台から10桁台の減少率が見られました。
・アフターマーケット事業は売上の57％（60）を占め、機器事業は43％（40）を占めました。
調整後営業利益は、主に本源的売上の減少により、前年比-14％減少しました。調整後の営業利益率は、貯蓄対策により19.3％（18.9）に増加しました。調整に影響を与える主な項目営業利益と調整。営業利益率：
・2019年に発表されたコスト対策による節約は1億1,000万SEK、一時的な節約は約3億500万SEKでした。
・売上における機器のシェアが高いことによるマイナスの構成は、裁量的支出の減少により相殺された。
・為替レートは中立的な影響を及ぼしました。
報告されている営業利益は11億6,600万SEK（21億2,600万SEK）、営業利益率は12.3％（18.9）で、主に構造的節約策に関連する6億6,700万SEKの悪影響を受けました。
＜Covid-19アップデート＞
当四半期中、生産への影響はごくわずかであり、供給と流通の両方が計画どおりに進行しました。四半期前半の鉱山の閉鎖は、設備とアフターマーケットの両方に悪影響を及ぼしましたが、後半に回復の兆しを見せました。
＜SANDVIK MACHINING SOLUTIONS＞（サンドビックマシニングソリューションズ）
顧客の活動がすべてのセグメントにわたって軟化し、航空宇宙および自動車が最大の減少を占めたため、受注と売上は前年比で大幅に減少しました。中国では順次需要が回復し、主に国内消費に牽引され、すべての市場で需要が減少しました。前年と比較して受注と売上に影響を与える主な項目：
・本源的売上高は、2つの主要地域であるヨーロッパと北米でそれぞれ-33％と-40％減少しました。 アジアの減少は-18％とそれほど急ではなく、中国は前年に比べてわずかに増加しました。
・Covid-19のパンデミックを受けて、当四半期に生産量のさらなる低下が見られたことから、自動車および航空宇宙セグメントの弱さが高まりました。
・6月と7月の初めには、主にヨーロッパと自動車部門でわずかに回復。
・稼働日数は、注文と売上の両方に0.2％のわずかなプラスの影響を与えました。
調整後の営業利益は9億2,700万SEK（24億8,300万SEK）で、前年比-63％減少しました。 調整後の営業利益率は12.8％（23.3）に低下しました。 調整に影響を与える主な項目 営業利益と調整。 営業利益率：
・生産率の低下は、前年比-1.4％ポイントのマージンにマイナスの影響を与えました。
・2019年に発表されたコスト対策による節約は2億7,000万SEK、一時的な節約は約6億8,000万SEKでした。
・為替レートの変更は、前年比+3,800万のプラスの影響を与えました。
報告された営業利益は6億4,500万SEK（24億8,300万SEK）、営業利益率は8.9％（23.3）で、主に構造的節約策に関連する2億8,200万SEKのコストの影響を受けました。Sandvik Machining SolutionsはSandvik Manufacturing and Machining Solutionsに改名され、Sandvik Machining Solutions（SMS）とSandvik Manufacturing Solutions（SMF）の2つの事業領域セグメントで構成されることが発表されました。
＜Covid-19アップデート＞
ビジネスエリアでは、生産に混乱が生じただけで、インドの大規模サイトの閉鎖が最も困難でした。 ただし、四半期の初めに需要の急激な減少が記録され、大規模な顧客セグメントは生産の停止と事業活動の低下の影響を受けました。
＜SANDVIK MATERIALS TECHNOLOGY＞（サンドビックマテリアルテウノロジー）
Covid-19のおかげで受注量は前年比-33％と大幅に悪化し、石油とガスのセグメントは不確実でしたが、売上は強力なバックログに支えられて好調に推移しました。アジアを除いて、すべての主要な地域と顧客セグメントが四半期中に減少しました。
前年と比較して受注と売上に影響を与える主な項目：
・原子力セグメントの大口注文が中国で予約され、アジアでの年々の発展に貢献しました。
・最も弱いセグメントは、石油・ガスおよび航空宇宙でした。
・Tubeは、標準化された製品と付加価値のある製品の両方で、地域全体と大多数のセグメントで全体的な減少を指摘しました。
・Kanthal（カンタル）部門では、加熱材料と加熱システムの両方の需要が減少しました。
・合金割増金は、受注の約-1.7％、売上の-1.8％を占めました。
金属価格の影響を除いた調整後の営業利益は、3億2,400万SEK（4億5,400万SEK）に達し、9.3％（11.3）の基礎となるマージンを生み出しました。マイナスの金属価格効果を含むと、調整後営業利益は2億4,800万SEK（5億8,500万SEK）に減少し、調整後営業利益率は7.1％（14.6）に減少しました。調整に影響を与える主な項目 営業利益と調整。 営業利益率：
・標準化された製品と比較して付加価値製品のシェアが高いため、プラスの構成。
・昨年の通常の季節的な積み増しとは対照的に、今四半期の在庫の在庫減少は、マージンにマイナス1.3％ポイントの影響を与えました。
・2019年に発表されたコスト対策による節約額は2,500万SEK、一時的な節約額は約8,500万SEKでした。
・為替レートは営業利益に中立的な影響を与えました。
・変更された金属価格は、第4四半期に7,600万SEKのマイナスの影響を及ぼしました。
報告されている営業利益は-8,300万SEK（5億8,500万SEK）、営業利益率は-2.4％（14.6）で、主に構造的節約策に関連する-3億3,100万SEKのコストの影響を受けました。これらの措置には、四半期の429人の従業員のレイオフの通知が含まれていました
＜Covid-19アップデート＞
第4四半期の生産は、Covid-19の状況による影響はほとんどありませんでした。サプライチェーンと流通チェーンはほぼそのままでした。石油・ガス部門の市場の不確実性は依然として高く、顧客の設備投資が減少したため、いくつかの注文で遅延が見られました。
■2020年1～6月実績
2020年の最初の6か月間、Sandvikの製品の需要はCovid-19を背景に前年比で減少し、受注は-17％の内部成長を示しました。大量注文の影響を除くと、成長率は-16％でした。売上は-14％減少しました。
根底にある顧客活動はすべての顧客セグメントで減少し、鉱業は負の影響を最小限に抑え、エネルギーセグメントの不確実性のレベルが高く、自動車および航空宇宙に大きな影響を与えました。Sandvikの製品の受注は、3つの主要地域すべてで10代の高い割合で減少しました。為替レートの変更は、受注と売上に中立的な影響を及ぼしました。Sandvikの受注量は443億2,700万クローネ（539億500万SEK）で、売上は438億5,100万SEK（514億9,200万SEK）で、101％の帳簿請求率を意味します。
調整後営業利益は、前年比-31％減少して65億5,500万SEK（95億3,500万SEK）となり、調整後営業利益率は15.0％（18.5）となり、コスト測定により、年間の本源的売上高の伸びに対するマイナスの影響の一部が相殺されました。報告された営業利益は55％減少して42億7,000万SEK（96億4,600万SEK）で、営業利益率は9.7％（18.7）でした。金属価格の変化は、-2億7,700万SEK（4,600万SEK）のマイナスの影響を及ぼしました。純財務項目は-3億9,600万SEK（-7億6,500万SEK）に達し、財務項目後の利益は38億7,400万SEK（88億8,100万SEK）でした。継続事業の基礎となる税率は21.6％（25.6）でした。グループ合計の基礎となる税率は21.6％（25.9）で、グループ合計の報告税率は24.3％（26.8）でした。
当期純利益は、継続事業で29億3,300万SEK（67億4,600万SEK）、グループ全体で29億1,700万SEK（66億3,600万SEK）でした。継続事業の1株当たり利益は2.38 SEK（5.38）で、グループ全体の1株当たり利益は2.34 SEK（5.29）でした。
正味負債は、強いキャッシュフローの結果、前年比で70億SEK（19.3）に減少し、自己資本比率は0.11（0.32）となりました。
最初の6か月間に、Sandvik Material TechnologyがSummerill Tube Corporationを買収し、Sandvik Machining Solutionsが切削工具用のQuimmico CentroTechnológico（QCT）部門を買収しました。さらに、Sandvik掘削および完了Varel Oil＆Gas）の売却が完了しました。
■著しく弱い市場におけるレジリエンス
CEOのコメント：SandvikのCEO兼社長であるStefan Widing（ステファン・ワイディング」氏は、次のように述べています。
「2020年の第2四半期は、これまでで最も困難な四半期の1つでした。これほどまでに短期間に注文が大幅に減少することはありませんでしたが、安全衛生と地球規模の問題の両方を管理する必要がありました。Sandvikチームがこの課題にどのように対応したかを誇りに思います。社員の健康と安全を第一に考えながら、私たちはこの期間を通じてお客様にサービスを提供し続け、お客様のビジネスが中断されることのないようにしました。同時に、新しい作業方法に移行すると同時に、大幅なコスト削減策を迅速かつ確実に実施しています。これは、残念ながら、一部の同僚が退職する必要があることを意味します。その結果、分散型で集中型でより機敏なSandvikの回復力を示すことができます。
Covid-19の影響は第1四半期の終わり頃にのみ指摘されましたが、第2四半期の前半で注文の減少が加速し、ほとんどの地域と国でロックダウンが広まりました。その結果、Sandvik Machining Solutionsの受注は大幅に-35％減少し、特に自動車および航空宇宙セグメントで減少が顕著でした。さらに、鉱山活動は鉱山の閉鎖によって妨げられ、設備とアフターマーケットの需要の両方に悪影響を及ぼしました。Sandvik Mining and Rock Technologyは、前年に記録された過去最高の注文レベルと比較して、合計で-10％減少しました。鉱業の根底にある感情は概して堅調であり、四半期末に向けて強い受注がありました。Sandvik Materials Technologyの受注量は、Covid-19の結果、ならびに石油およびガスセグメントの変動性と不確実性の結果、-33％大幅に減少しました。しかし、全体として、規制が緩やかになり始めたため、第4四半期末に向けて市場が安定する兆しが見られました。この傾向は、7月の最初の2週間も続き、Sandvik Machining Solutionsの受注率は、昨年と比べて-20〜-25％でした。
新たな封鎖がなければ、最悪の事態は私たちの背後にあるはずですが、自動車、航空宇宙、エネルギーなど、いくつかの主要なエンドマーケットセグメントでのビジネス活動の低さを考えると、回復は遅いと予想しています。現在、私たちの貯蓄活動は一時的なものから、この新しい現実へのより長期的な調整へと移行しており、私はすべての事業が短期および長期の両方の貯蓄対策を実施および提供することを嬉しく思います。当四半期中に、約15億SEKの節約と支出の削減を実現しました。前年と比較してグループの。当社の調整後営業利益率は、売上が20％急減したにもかかわらず、14.0％（18.8）に達しました。報告されている営業利益は、貯蓄対策に関連するコストが-13億SEKの影響を受けました。
現在のビジネス環境を管理すると同時に、Sandvik Machining Solutionsの将来の成長に向けて重要な措置を講じました。事業領域はSandvik Manufacturing and Machining Solutionsに改名され、2つの事業領域セグメントで構成されます。金属切削部門とWolframを含むSandvik Machining Solutions（SMS）、および隣接するソフトウェアと積層造形に重点を置いたSandvik Manufacturing Solutions（SMF）です。また、2020年10月1日から、Sandvik Machining Solutionsの新社長としてNadine Crauwels（ナディーン・クラウエル）を経営陣に歓迎したいと思います。これらのステップは、有機的および買収を通じて、利益成長をサポートすると確信しています。――これらのセグメントの両方で、コラボレーションとシナジーを実現し、これによりお客様に付加価値を提供します。」
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。
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