Metso Outotec(メッツォ・オートテック)、西オーストラリア州のライナスカルグーリの新工場にロータリーキルンシステムを納入

 Metso Outotec(メッツォ・オートテック):2020年7月15日

 Metso Minerals(メッツォ・ミネラルズ)は、Lynas Kalgoorlie Pty Ltd(ライナス・カルグーリ社)と、希土類金属を加熱するための大型ロータリーキルンおよび燃焼システムの供給について契約を結びました。注文額は約1,300万ユーロ(約15.6億円、120円換算)で、2020年第2四半期に受注したメッツォミネラルズの注文に記録されています。 炉の試運転は2022年に予定されています。

 Lynasの最高経営責任者(CEO)であるAmanda Lacaze(アマンダ・ラカーズ)はこの合意について次のようにコメントしています。

 「カルグーリープロジェクトでは、窯の納期が最も長く、この注文はカルグーリーの新しい処理プラントの開発における重要なマイルストーンです。プロジェクトはスケジュール通りに進んでおり、炉の設計と納品についてメッツォアウトテックと協力できることを楽しみにしています。」

 Lynasは、レアアースの生産量で2番目に大きく、中国以外では最大です。 Metso Outotecは、世界中に1,300以上の設備を持つ、鉱業向けのロータリーキルンの供給のリーダーです。両社は連携して、西オーストラリア州カルグーリーボルダーにあるLynasの新しいグリーンフィールドのクラッキングおよびリーチングプラント用のロータリーキルンシステムを開発します。この工場では、マウントウェルド鉱山からの濃縮物を処理し、ハイテク家電およびグリーンエネルギー技術で使用される主要要素であるNdPr(ネオジムおよびプラセオジム)を製造するための中間フィードを提供します。

 Metso Outotecのミネラルビジネスエリアプレジデント、Stephan W. Kirsch(ステファンW.キルシュ)は次のように述べています。

 「Lynasが西オーストラリアでの重要なグリーンフィールドプロジェクトの開発の主要サプライヤーとして選ばれたことに興奮しています。Metso Outotecのロータリーキルンシステムは、希土類の処理に不可欠な部品です。」

■Metso Outotecについて

 Metso Outotecは、骨材、鉱物処理、金属精製、リサイクル業界向けの持続可能なテクノロジー、エンドツーエンドのソリューションとサービスのフロントランナーです。お客様のエネルギーと水の効率を改善し、生産性を向上させ、製品とプロセスの専門知識で環境リスクを低減することにより、当社は前向きな変化のパートナーです。

 フィンランドのヘルシンキに本社を置くMetso Outotecは、50か国以上で15,000人を超える従業員を擁し、2019年の売上高は約42億ユーロ(約5,040億円、120円換算)に上ります。同社はナスダックヘルシンキに上場しています。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。