現地筋によると、中国工程机械(建設機械)工業協会が7月10日に発表した2020年6月の油圧ショベル販売台数は、前年同月比62.9%増の24,625台(2019年6月:15,121台)となった。うち国内は前年同月比74.8%増の21.724台(同:12,426台)、輸出は16カ月連続で2,000台を上回り、同7.6%増の2,901台(同:2,695台)だった。
ちなみに日立建機が集計している外資系ベースでは、前年同月比37%増、コマツのKOMTRAXデータによると、稼働率は126.2(前年同月:124.0)で前年同月比1.8%増加した。
2020年1~6月累計は前年同期比24.2%増の170,425台(前年同期:137,207台)。うち国内は同24.8%増の155,893台(同:124,872台)、輸出は同16.7%増の14,532台(同:12,455台)だった。
■6月のクラス別は全クラスが増加
6月のクラス別によると、大型機(30トン以上)は前年同月比62.1%増の3,345台(前年同月:2,064台)、中型機(13~30トン)は同74.4%増の5,612台(同:3,218台)、小型機(13トン以下)は同78.7%増の12,767台(同:7,144台)だった。(1~6月累計は下記データ参照)
■メーカー別では三一が25%シェア
6月のメーカー別は、三一が前年同月比68.4%増、シェア25.3%でトップ。次いで徐工が同53.2%増、シェア14.0%。CATが同28.0%増、シェア11.2%。柳工が同84.0%増、シェア7.1%。山東臨工が同142.0%増、シェアは9.7%となった。
中国の油圧ショベル2020年6月データ(暫定値)*現地速報ベースのため、合計値が合わないことをご了承ください。
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