無人の鉱山機械開発に焦点を当てる三一（SANY）

　三一（SANY）：2020年7月12日

　インテリジェントテクノロジー（知的技術）は、進行中のインダストリー4.0を背景にした中国のインテリジェントマイニング（知的鉱業）の開発を促進します。この変革は、インテリジェントで無人の採掘における将来の開発傾向に照らして、政府および鉱山会社のニーズからの推進力に対する前向きな反応です。

　三一重機（SANY Heavy Equipment）は、インテリジェントマイニングの機会を活用するために、無人の露天採掘機械、坑井採掘機械、展開システム、およびクラウドプラットフォームの開発に焦点を当てています。

　6月11日、2台の電動無人SKT90Eワイドボディマイニングトラックが、危険な状態のオペレーターの代わりに5G制御の油圧ショベルとクラウドの展開との接続と調整を実現し、より安全で効率的な無人操作モデルを作成しました。

　これら2台のSKT90Eワイドボディマイニングトラックは、高レベルの環境識別と位置決め能力を示しました。運用分野でタイムリーな意思決定と正確な経路計画を行うことができます。無人運転の水平制御のずれを30センチメートル以内に抑えることができます。トラックは、独立してルート追跡、資材の積み降ろし、駐車を完了できます。

　このマイニングトラックの電力システムの採用により、高地の環境における潜在的な燃料不足を解決し、無人運転技術により、地滑りの被害を受けた地域での安全な運転が可能になります。

■無人運転技術が際立つ理由、敏感な環境識別

　ミリ波レーダー、レーザーレーダー、視覚センサーなどの複数の検知技術の統合により、トラックは150メートル以内の障害物のスキャンと追跡を行うことができます。また、季節ごとの天候に応じて、100メートル以内の距離範囲と識別を実装することもできます。

■正確な位置決め

・GNSSRTKセンチメートルレベルの慣性航法システム

・位置を特定してマッピングするリアルタイムの3次元スキャン

・特にターゲットを絞ったスペースの正確な配置

・インテリジェントな意思決定

・レーザーレーダーで鉱山のルートの3次元地図を自動作成

・ルート計画

・独立した障害物回避と追従運転

・動的シミュレーションによる運転ルートの最適化

　鉱業でのインテリジェントテクノロジーの深い関与に直面して、SANYは、お客様がより安全な作業環境を確保し、効率を維持しながらコストを削減できるように、インテリジェントで無人のテクノロジーに重点を置いてソリューションを改善する努力を続けます。

　ニュースリリース

　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。