FUJI、米国のスタートアップ企業RIOS社に出資、触覚ロボットハンドで知能化を加速

 ㈱FUJI(本社:愛知県知立市)は7月1日、米国現地法人フジアメリカ コーポレイション(本社:米国イリノイ州、以下総称して「FUJI」)を通じて、米国の人工知能触覚ロボット技術のスタートアップRIOS Corporation(本社:米国カリフォルニア州、以下RIOS)に出資したと発表した。

 FUJI はロボットの性能向上、適応範囲拡大に向け知能化に取り組んでいる。ロボットが触覚を備えることで、様々な硬さや定型でない対象物に対し、教示や設定変更することなく動作が可能となる。

 RIOS は触感だけでなく圧力や温度など多種なセンシング部と AI を活用した知能部を一体化しコンパクトなモジュールとして提供する技術を所有している。この技術をロボットハンドに採用することにより、最適な把持だけでなく、滑り検出、表面形状やテクスチャの検出が可能になる。また、この技術はロボット搬送だけでなく様々な用途に展開できる可能性を持っている。

<RIOS 社の概要>

社名:RIOS Corporation

設立:2018 年

所在地:172 University Ave., Palo Alto, CA 94301 代表者 Dr. Bernard Casse

事業概要:触覚センサーおよび AI ロボティクス技術の開発 URL https://www.rios.ai/

< RIOS 社のDr. Bernard Casse(バーナード・キャス博士)CEO コメント>

 「FUJI は Innovative Spirit の精神で先進的な取り組みを行う企業で、我々のテクノロジーに初期の段階 からの投資を決断しまし。両社のパートナーシップは非常に相乗効果が高く、FUJI のロボットとRIOSのテクノロジーを一体化することで日本市場に拡張ロボティクスプラットフォームを構築してきました。」

  FUJIは 2017年よりシリコンバレーに FUJI Innovation Lab.を設立し、社内外の技術やアイデアを融 合するオープンイノベーションとして他社との連携を積極的に取り組んでいる。 https://www.fujiinnovation.com/

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