アズビル(本社:東京都千代田区)は7月7日、海外事業展開に合わせたグローバル生産体制のさらなる規模拡大・強化を図るため、中国遼寧省大連市にある生産子会社、アズビル機器(大連)有限公司に新工場棟(2022年竣工、画像はイメージ)の建設を決定したと発表した。
azbilグループは、1994年に最初の海外生産拠点としてアズビル機器(大連)を、2013年にはアズビルプロダクションタイランドを設立した。2019年にはグローバル生産体制強化に向けて、湘南工場と研究開発拠点の藤沢テクノセンターを連携させたマザー工場を本格稼働させ、日本・中国・タイを3局とした生産体制強化を進めている。海外生産比率は、2011年の11%から2019年には約25%に拡大しており、2025年には30%台半ばを目指して取り組んでいる。
アズビル機器(大連)は操業開始以来、四半世紀にわたる生産活動の中で順調にものづくり技術を向上させてきた。工業用コントロールバルブ、バルブポジショナ、リミットスイッチなど、高い製造技術を必要とするメカニカル製品を多品種少量にて生産を行っている。また広大な中国市場に向けての生産・出荷の重要拠点として位置づけられている。
今回の新工場棟建設は、グローバルでの需要拡大に対応した生産能力拡大と併せて、生産工程の高度化とさらなる自動化の推進を目的としており、グローバル生産の一翼を担う主力生産拠点としての整備・強化を図るもの。
<新工場棟の概要>
建築面積:約8,500㎡ 3階建て 工業弁組立/塗装、バルブポジショナ組立
延床面積:21,000㎡
投資金額:4,600万中国人民元(約7億円)
建設完成時期:2022年初旬
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