明治、約120億円投じて北海道恵庭市に新工場建設、札幌と旭川工場は生産中止

 ㈱ 明治は7月2日、北海道における生産体制再編の一環として、約120億円をかけて恵庭市に新工場を建設すると発表した。札幌と旭川の工場は、建物や設備の老朽化が進行していることから、段階的に生産を中止し、北海道における市乳生産体制を再編する。新工場は2022年6月から順次生産を開始する。これにより、国内最大の生乳生産基盤である北海道において、牛乳の生産体制を強化するとともに生産性向上を実現することにより、事業の競争力強化を図っていく。

 明治グループでは、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」の3つの活動テーマの一つに「環境との調和」を掲げている。これを実現すべく新工場では、CO2排出削減に向けた太陽光パネルの設置やコージェネレーションシステムの導入、水資源の徹底的な再利用などに取り組む。生活必需品である牛乳の安定供給に加え、サステナビリティへの取り組みも強化することで、持続可能な社会の実現に向け、引き続き事業を通じた社会課題解決に貢献していく。

<新工場の概要>

建設予定地:北海道恵庭市戸磯47番15(恵庭テクノパーク内)

延べ床面積:約17,000m2

生産品目:牛乳

生産能力 :約70,000kl/年

投資額:約120億円

<今後のスケジュール>

2020年12月:札幌工場生産中止

2021年3月:新工場着工予定

2022年6月:新工場順次生産開始

2023年3月:旭川工場生産中止

 ニュースリリース

 *関連記事は、「明治」で検索。