NEDO、大阪大学、ヤマザキマザック、島津製作所と従来比6倍速で銅コーティング可能な青色半導体レーザー複合加工機を開発

・細菌・ウイルスリスク低減による公衆衛生環境実現への活用に期待

 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は7月1日、大阪大学ヤマザキマザック㈱島津製作所と共同で、高輝度青色半導体レーザーを活用し、銅を高速・精密にコーティングできるハイブリッド複合加工機を開発したと発表した。

 NEDOは高輝度青色半導体レーザーおよび加工技術の開発に取り組んでいる。開発した加工機は、200W高輝度青色半導体レーザーを3台装着した600W級マルチビーム加工ヘッドを搭載することで、レーザー集光、スポットにおける高いパワー密度が達成でき、ステンレスやアルミニウムなどの金属材料への銅のコーティング速度が従来に比べて6倍以上に向上した。

 これにより人が接触する金属製の手すり、取っ手やドアノブなどに銅をコーティングすることで、細菌・ウイルスによるリスクを低減する公衆衛生環境の実現や、航空・宇宙・電気自動車などの産業で必要とされる高精度な部品加工への活用も期待できる。

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