新晃工業、神奈川工場(秦野市)隣接地を取得、新工場建設へ

 新晃工業(大阪市北区)は6 月18 日、神奈川工場(神奈川県秦野市)の隣接地に新工場を建設すると発表した。同日、新工場を建設するための固定資産を取得することについて決議した。

 新晃工業は、今後の事業環境変化への適応を目的として、空調機の生産を次世代型に進化させることを目指す「SIMA(SINKO Innovative Manufacturing of AHU)」プロジェクトを進めている。これは、新晃工業が有する空調機の設計・生産に関する各種ノウハウをデジタル化することにより、各業務を新しいかたちで融合させる革新的な空調機生産方式を目指すもの。

 現在、日本国内における空調機の生産は、神奈川工場と岡山工場で行っているが、SIMA プロジェクトのなかで実現していくデジタル工場構想の実現と高い環境性を備えた新工場を建設するため、神奈川工場に隣接している土地を取得することにした。

 新工場建設の詳細は計画中だが、生産能力の増強、AI・IoT技術活用による効率化、職場環境改善による人手不足問題への対応効果などを見込んでいる。

 なお、土地取得の相手先は国内の一般事業法人。相手先の概要および取得価格については、相手先の要望により非公表。取得価額は適時開示制度における軽微基準に該当する新晃工業の前年度連結純資産額(46,254 百万円)の30%未満。また、新晃工業と相手先との間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はなく、相手先及びその関係者は新晃工業の関連当事者ではないとしている。

<取得資産の概要>

資産の名称:土地

所在地:神奈川県秦野市

敷地面積:49 千㎡

資金計画:銀行借入及び自己資金

契約締結日 2020 年7 月末予定

物件引渡日 2020 年7 月末予定

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