東ソー、約100億円投じて南陽事業所(山口県)で臭素生産能力を30%増強

 東ソー(本社:東京都港区)は6月12日、南陽事業所(山口県周南市)において、難燃剤や殺菌剤、医農薬などの用途で使用される臭素の生産能力を増強すると発表した。

 東ソーは国内最大の臭素メーカーで、国内およびアジア地域で事業を展開している。昨今の臭素需要はアジア地域を中心に堅調に推移する一方、中国では供給不足が顕著となり、需給バランスはタイトな状況が継続している。今回の計画により、老朽化した臭素製造設備を更新するとともに、生産能力を増強する。

 東ソーでは、今後も安定供給を継続しながら需要の拡大にも対応し、更なる事業規模の拡大と収益力の強化を図っていく。

<計画内容>

立地:南陽事業所(山口県周南市開成町4560番地

対象設備:臭素製造設備

生産能力:約30%増(現有能力比)

投資額:約100億円

商業運転:2023年1月予定

<事業経緯>

・1942年 南陽事業所にて、臭素の生産を開始〜臭素の生産能力を順次増強〜

・2017年 競争力に優れる新製法により臭素製造設備更新

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