鍛圧機械、2020年5月の受注は64.6%減の98.3億円、15カ月連続マイナス

 日本鍛圧機械工業会は6月8日に発表した2020年5月の鍛圧機械受注総合計は、98.3億円、前年同月比64.6%減となり、2009年10月以来の100億円を割り込む結果となった。連続前年割れも15カ月となり、リーマンショック時を超えた。コロナ禍に伴う世界的な緊急事態制限の下、経済活動は大幅な制約を受け、需要の低迷、生産設備投資の遅延及び見直しなどにより、回復に時間を要すると思われるとしている。

 機種別によると、プレス系機械は28.1億円、前年同月比78.6%減。超大型プレスは94.0%減、大型プレスが74.6%減、中型プレス63.4%減、小型プレスも21.1%減。油圧プレスは78.7%減、フォーミング90.8%減、自動化安全装置も81.4%減。板金系機械は26.5億円、前年同月比64.0%減。レーザ・プラズマが69.2%減、プレスブレーキ57.1%減、パンチングも68.0%減。

 国内は34.7億円、前年同月比64.4%減。電機は44.2%増だが、自動車が81.6%減、金属製品製造業56.9%減、一般機械66.6%減、鉄鋼・非鉄金属も84.4%減となった。

 輸出は19.9億円、前年同月比81.5%減。北米向けは80.9%減、中国向け68.4%減、韓国・台湾向け73.7%減、欧州向け91.2%減、東南アジア向け95.6%減、インド向け91.7%減となった。

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