プラスチック射出成形品取出ロボット専業メーカーの㈱ユーシン精機（本社：京都市南区）は6月3日、主に梱包、物流現場で利用される省スペースパレタイジングロボット「PA」シリーズを開発、プラスチック射出成形業界以外へ同日から販売を開始すると発表した。価格は本体価格(消費税別)で、「PA-20」が 450 万円、「PA-40」が 600 万円。販売目標は、年間約 50 台を見込んでいる。
パレタイジングロボット（画像）は、製造業のみならず 物流現場での人手不足によって急速な自動化が求められる市場に向けた商品で、ユーシン精機が今まで培ってきた技術力が活きる。今回の「PA」シリーズは、可搬質量 20kg に対応の「PA-20」、 同 40kg 対応の「PA-40」の2機種をラインナップすることで、顧客の幅広い要望に応える。
＜新商品の特長＞
プラスチック射出成形業界において、長年培ってきた取出ロボット開発技術で、物流現場の自動化により人手不足解消に寄与する。
- 省スペース&フリーアクセス 直交型ロボットのメリットを最大限に活かした設置スペースの小型化と、周囲に配置される支柱の少ない片持ち構造によりレイアウトの自由度を確保。既存スペースを自動化する際の障害が少なく、限られたスペースを有効活用できる。
- 簡単、迅速導入 成形業界の現場で高い評価を得ていきたタッチパネルによる簡単操作に加え、直感的にわかりやすい安心動作を継承。また、最適なロボットハンドの設計や全国に広がるサービス拠点によるスピード対応など、迅速な生産ライン立ち上げやメンテナンスと いったソフト面を提供。
※パレタイジング：パレットに段ボール箱などを積み上げていく積み付け作業のことで、逆にパレット上に積み上げられた段ボール箱などの荷物を荷下ろしする作業をデパレタイジングと呼ぶ。
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