東洋製罐(本社:東京都品川区)は5月27日、アルコール飲料向けのアルミ缶の需要拡大にともなう生産能力増強を目的として、石岡工場(茨城県石岡市)に IoTを活用し、自動化・省人化を進めたアルミ飲料用空缶製造設備を増設すると発表した。
同社では、増設するアルミ飲料用空缶製造設備において、製造工程における省資源・省エネル ギー化の促進による環境負荷低減および新技術の導入による世界最軽量のアルミ缶製造の実現を目指している。石岡工場の製造設備は、稼働後、順次国内各工場に設置している既存のアルミ飲料用空缶製造設備についても同新技術の導入・実用化を展開していく。
東洋製罐グループホールディングス㈱は、2018 年5月 15 日付で公表した、2018 年度から2020 年度までの3ヶ年計画である「東洋製罐グループ第五次中期経営計画」の基本戦略の一つとして、グループの主力事業である飲料缶・飲料ペットボトル事業を中心とした生産拠点をスクラップアンドビルドによって再配置するとともに、環境に配慮した新たな成形技術をはじめとして自動化・省人化などの技術を駆使した次世代スマートファクトリーによる事業運営体制の構築を掲げている。
<設備投資の概要>
設備の概要:2ピース缶製造設備増設および省資源化・自動化・省人化対応
所在地:石岡工場(茨城県石岡市柏原8-2)他
総投資額: 約120億円
生産品目:アルコール飲料・清涼飲料向けアルミ2ピース缶
稼働時期:2021年4月以降順次(予定)