米マニトワック、商務省のクレーン輸入調査を称賛・・・2014年から152%増

 2020年5月7日

 MILWAUKEE(ミルウォーキー)・・・Manitowoc Company(マニトワック社)は本日、米国商務省による移動式クレーンの輸入の232調査を開始するとの発表に応じて、次の声明を発表しました。商務省の調査は、12月に提出されたManitowocの請願書に対応するものです。

 マニトワックの社長兼最高経営責任者であるBarry L. Pennypacker(バリー・L・ペニーパッカー)は次のように述べています。

 「マニトワックは、国内製造業者を脅かす最近の移動式クレーン輸入の急増を調査するよう商務省に要請するためにこの請願書を提出しました。これらの輸入品は、米軍にクレーンを供給し、重要なインフラストラクチャをサポートする国内産業の能力を危険にさらし、それによって米国の国家安全保障を損ないます。この調査は、大統領がマニトワックに即時かつ有意義な救済を提供する緊急の必要性を実証すると確信しています。この請願は、米国の労働力を保護し、米軍に対する長年の約束を守ることを目的としています。」

 2014年以降、米国への移動式クレーンの輸入は152%も増加し、米国で大きな市場シェアを獲得しています。輸入救済がなければ、米軍および軍の請負業者は、移動式クレーンの外国の生産者に大きく依存することになります。 1962年の貿易拡大法のセクション232により、商務省は、国家安全保障に対する輸入品の影響を判断するための調査を開始する権限を与えられています。調査は、「問題の物品の輸入が、国家安全保障を損なう恐れがあるような量または状況下にあるかどうか」を決定します。

 マニトワックは米国最大の移動式クレーンメーカーであり、米軍との重要なパートナーです。

・マニトワックは米国で約1,400人の従業員を雇用しており、そのほとんどがペンシルベニア州Shady Grove(シェイディ・グローブ)にある同社の施設で、同社は米国で販売している移動式クレーンを製造しています。

・マニトワックは、1961年以来、米軍のすべての支部に移動式クレーンを供給しており、軍のオールテレーンクレーンの100%と、ラフテレーンクレーンの約3分の2を生産しています。

・マニトワックの移動式クレーンは、アメリカのインフラの建設と修理に不可欠であり、原子力発電所、ダム、道路、橋梁、およびエネルギーと通信セクターで重要な役割を果たしています。

■Manitowocについて

 Manitowoc Company, Inc.(マニトワック社)は1902年に設立され、117年以上にわたり、高品質の顧客重視の製品とサポートサービスを市場に提供してきました。Manitowocは、エンジニアリングリフティングソリューションの世界有数のプロバイダーの1つです。2019年の売上高は約18億3,000万ドル(約2,013億円、110円換算)、でした。Manitowocは、その完全子会社を通じて、Grove、Manitowoc、National Crane、Potain、Shuttlelift、Manitowoc Crane Careのブランド名の下、移動式伸縮クレーン、タワークレーン、格子ブームクローラークレーン、ブームトラックの包括的な製品ラインを設計、製造、販売、サポートしています。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。