・コマツの販売台数が1,181台から617台に48%減
United Tractors (ユナイテッド・トラクターズ):2020年4月27日
ユナイテッド・トラクターズ(本社:インドネシア・ジャカルタ)は本日、2020年第1四半期(1~3月)の連結財務諸表を発表しました。世界経済の減速と石炭価格の低下は、国内市場に大きな影響を与え、当社の事業部門に課題をもたらしました。これは、2020年第1四半期の連結売上高に反映され、22.6兆ルピアから19%減少して18.3兆ルピアになりました。為替差損を加えた純収入の減少により、当社の純利益は前年同期の3.1兆ルピアから40%減少し、1.8兆ルピアが記録されました。
(1ルピアは約0.01円)
建設機械部門の第1四半期におけるコマツの販売台数は、2019年同時期の1,181台から48%減少して617台となりました。この減少は、特に鉱業・プランテーション部門の市況低迷によるものです。社内市場調査に基づいて、コマツは33%の市場シェアを持つ市場リーダーとしての地位を維持しました。販売台数に加えて、スペアパーツの販売および重機サービスの売上は21%減の1.7兆ルピアでした。
UD Trucks(UDトラックス)の販売数量は161台から73台に減少し、Scania(スカニア)製品は148台から64台に減少しました。この減少は、UDトラックスとスカニアが主に利用されていた鉱業部門の落ち着いた石炭価格の影響も受けました。建設機械部門全体の売上は6.8兆ルピアから4.3兆ルピアに36%減少しました。
鉱業請負部門は、売上が14%減の8.2兆ルピアを記録し、2,790万トンの石炭生産と2億1,220万bcmの表土除去を行いました。
石炭鉱業部門は、石炭販売量を320万トンに増加させることができ、石炭価格の下落を反映して、売上は7%減少して3.4兆ルピアになりました。
金鉱業部門は2.0兆ルピアの売上を記録し、金の販売量は95,000オンスを達成しました。
建設業部門は、4,750億ルピアまたは41%減の売上を記録しました。
同社の連結売上には、鉱業請負部門が45%、建設機械部門が24%、石炭鉱業部門が18%、金鉱業部門が11%、建設業部門が3%でした。
25%出資のBhumi Jati Power(プミジャティパワー)は、中部ジャワのJeparaに2×1,000 MWの石炭火力発電所を建設中です。2020年3月までに工事進捗は92%に達し、2021年に営業運転を開始する予定です。
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。
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