・スマホカメラ多眼化による需要増加に対応
三井化学は4月23日、主用途であるスマートフォンカメラの多眼化の進展等により需要が急拡大している環状オレフィンコポリマー(製品名:アペル®)について、大阪工場(大阪府高石市)内に新プラントを建設し、需要拡大に応える供給体制を構築すると発表した。それにより三井化学のアペル®生産能力は、約50%増強される。なお、新プラントは20年4月に着工し、22年3月に完工の予定。また、アペル®は、今後車載用カメラやヘッドマウントディスプレイ、医療用途等の新規需要獲得により更なる事業拡大を図る。
三井化学は、アペル®を含む、ICT向け機能性ポリマー事業を成長分野と位置付けている。今回の能力増強により当面の需要拡大への対応が可能となる見通しだが、今後の更なる需要拡大に適切に対応すべく、次期能力増強の検討に着手する。
<能力増強の概要>
対象製品:環状オレフィンコポリマー(製品名:アペル®)
所在地:三井大阪工場内
住所:大阪府高石市高砂1-6
能力増強:1系列
技術:三井化学独自技術
着工:2020年4月
完工:2022年3月
既存設備:岩国大竹工場、大阪工場 各1系列 合計2系列
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