㈱タダノは4月23日、最近の業績の動向等を踏まえ、2020年1月31日公表の「2020年3月期業績予想」を修正したと発表した。売上高は、2,279億円(前回予想:2,280億円)、営業利益155億円(同:116億円)、経常利益154億円(同:116億円)、親会社株主に帰属する当期純利益78億円(同:70億円)、1株当たり当期純利益61.60円(同:55.28円)となる見通し。
発表によると、日本向けの建設用クレーン・車両搭載型クレーン及び高所作業車の売価の改善や売上構成の変化に伴う原価率の改善に加え、昨年7月31日に買収が完了したDemag事業における、たな卸資産評価損の減少・統合プロジェクト費用の圧縮により、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が、前回予想を大幅に上回る見込みとなった。
また、2020年3月期の期末配当金については、公表している1株当たり14円(記念配当1円を含む)の配当予想に変更はない。2020年3月期通期連結決算発表については、当初の予定通り4月28日に行う。
新型コロナウイルスの感染拡大により、タダノグループの海外拠点では、3月下旬より工場の閉鎖や時短勤務を実施しているが、現時点において2020年3月期連結業績への影響はないとしている。今後については、生産面だけでなく販売面への影響が懸念されるとしている。
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