荏原製作所、ベトナムの工場が鋳造品のJISマーク認証を取得

 ㈱荏原製作所は4月20日、海外グループ会社 Ebara Vietnam Pump Company Limited*1 (以下: EVPC)は、日本の市場で要求される高い製品基準を満たすため、一般財団法人 日本品質保証機構(JQA)による鋳造を対象としたJISマーク*2認証審査に合格し、「JIS G 5121」、「JIS G 5502」の認証を取得したと発表した。

 EVPCは、ベトナム北部 ハイズン省(首都ハノイより東に約50km)に本社および工場を構え、カスタムポンプの製造・販売および標準ポンプのベトナム国内への輸入販売を行っている。主力事業として、海外の市場に向けたカスタムポンプの二相ステンレスインペラなどの高難易度の鋳造品を生産している。このほどEVPCの製品が日本の市場で要求される高い製品基準を満たす認証を得たことで、信頼性と高品質を強みにグローバル市場での拡販に一層力を入れていく。

 ベトナム経済は、アジアの中でも中国に次ぐ有望な市場として堅調な成長を続けており、ポンプ市場の需要も安定した環境にある。EVPCは、荏原の長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げるグローバル市場での地域別戦略に沿って、農業やインフラ分野を含む産業分野全般を強化し、東南アジア全体におけるEBARAブランドの地位をさらに確固たるものにしていく。今回の認証で得た経験を活かし、今後も品質の向上と売上拡大に努め、安心・安全な社会インフラの構築と人々の暮らしの向上に貢献していく。

 荏原グループは、SDGsをはじめとする社会課題の解決に事業を通じて持続的に貢献し、社会・環境価値と経済価値を同時に向上させていく。

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