クボタ、農機シェアリングサービスの試験運用開始

・農業機械の所有者と一時利用を希望する方とをマッチング

 ㈱クボタは4月9日、今年4月より、岡山県東部及び千葉県・茨城県の一部地域において、農業機械の所有者と一時利用を希望する方とをマッチングするシェアリングサービスの試験運用を行うと発表した。この試験運用を通して顧客のニーズや運用上の課題等を抽出・検証し、今後のシェアリングサービスの事業化を検討していく。

 クボタは農業生産者の減少や高齢化に伴う農作業の効率化、省力化ニーズに応えるべく、農業機械の自動化、高性能化に取り組んでいるが、一方で、農業機械の購入は、新規就農や経営規模拡大等におけるハードルの一つとなっている。このためクボタは、所有者が使用しない時期の農業機械や、離農者の遊休機械などを一時利用できる仕組みを提供することで、より多くの人の農業への参入や規模拡大の後押しとなるのではないかと考えた。

 今回の試験運用では対象とする地域、および参加する農業機械の所有者を限定した上で、農業機械の所有者、一時利用者双方のニーズ、利用前後のメンテナンスや運送等に関する課題の抽出と検証を行い、サービスの構築に向け準備を進めていく。

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