㈱竹内製作所は4月8日、クローラーローダーの新製品「TL8R-2」を2020年4月より販売開始すると発表した。
クローラーローダーは、1986年に同社が世界で初めて開発した製品。タイヤ駆動のスキッドステアローダーに対して、クローラーローダーは傾斜地や雨でぬかるんだ軟弱地など、不整地でも難なく走行、作業が可能な建設機械として大きな支持を得ており、時として、山火事やハリケーン、台風等の災害復旧工事でも活躍している。
「TL8R-2」は既存製品「TL8」の後継製品。日欧米の最新の排出ガス規制に適合し、機能面では、精緻な作業に最適なクリープ走行モードと自動変速機能(いずれもオプション)が追加された。優れた耐久性、なめらかで直感的な操作性、長時間でも疲れにくい快適性や居住性といった、従来製品の強みはそのままに、環境面と機能面での強化を果たした。同社では、新製品「TL8R-2」により、全世界で市場シェア拡大を推し進めていく。
■「TL8R-2」の主な特長
(1)日欧米の最新の排出ガス規制に適合
国内の特定特殊自動車排出ガス2014年規制、欧州Stage V及び米国EPA Tier 4に適合
(2)クリープ走行モード (オプション)
コールドプランナーやトレンチャー等、回転系のアタッチメントを装着する際、低速で一定速度を維持しながら走行できる機能。走行レバーをいっぱいに倒しても、エンジン回転数はそのままに、オペレーターの設定した速度(0.15km/h~5.0km/h、20段階)で低速走行を維持する。パワフルかつ精緻なアタッチメント操作と滑らかな走行性を両立する。
(3)自動変速機能 (オプション)
クローラーローダーとしては世界初(当社調べ)の機能で、これまで手動で行われていた1速と2速の変速を状況に応じて自動で行う。例えば、登坂路や悪路での走行や旋回時には、自動的に2速から1速へシフトダウンする。
(4)TFM(Takeuchi Fleet Management)システムを搭載
製品の稼働情報、位置情報、メンテナンス履歴などを遠隔監視し、故障はもちろん、万一の盗難時にも即応できる。
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