Covid-19(新型コロナ)が世界の建設機械生産を4%削減・・・英調査会社

 Off-Highway Research (オフ・ハイウェイ・リサーチ):2020年4月6日

 Off-Highway Researchによると、世界中の工場閉鎖と国内の封鎖により、今年の世界の建設機械業界では43,000台の機械の生産が失われます。これは、昨年の合計107万台のマシンの4%に相当します。

 現在、閉鎖の最も重要な影響は、フランス、ドイツ、イタリア、およびヨーロッパ最大の建設機械生産国である英国で感じられています。ただし、Off-Highway Researchは、業界が現在失われた時間を埋めようとしている中国の経験も強調しています。

 Off-Highway Researchのマネージングディレクター、Chris Sleight(クリス・スレイト)氏は次のように述べています。「中国の工場閉鎖と封鎖は、業界の生産の6%を犠牲にしました。一部のOEMは完全に閉鎖しませんでしたが、ほとんどは2〜6週間閉鎖され、その後、再開したときに生産を増やす必要がありました。業界は政府の刺激と買い騒ぎを予想しているため、現在、活動は非常に活発です。」

 Covid-19のパンデミック以前は、Off-Highway Researchは機器の世界的な需要の軟化を予測していました。Sleight氏は次のように述べています。「業界は2018年と2019年にピークに達し、今年はこれらの最高記録から5%程度の減少が予想されていました。Covid-19はそれを悪化させる可能性が最も高いですが、世界中の政府からの強力な政策対応が彼らの経済を活性化することも期待しています。影響を予測するのは時期尚早です。」

 彼は続けて、「閉鎖とロックダウンが今のところ破壊的であるので、生産の損失とサプライチェーンの問題が今年の業界の主な問題になるとは思いません。最大の課題は、今年の後半に需要に適応することです。それは変動しやすく、業界が過去2年間に享受していたよりも低い可能性が高いでしょう。」

 Off-Highway Researchによる世界26か国での失われた機器の生産に関する調査の結果は、電話会議を通じて現在クライアントに提供されています。電話を手配する場合は、mail @ offhighwayresearch.comに連絡してください。結果は、5月に特別な補足レポートで公開され、すべてのクライアントが利用できるようになります。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。