機械各社の入社式、新型コロナ対策で動画やメールを活用

 4月1日、企業の入社式が行われた。今年は、新型コロナウイルス対策のため、機械関連では、社長のビデオメッセージや新入社員へのダイレクトメールで、それぞれの激励の言葉を贈る例がリリースされている。

 三菱重工グループは1日午前、予定していた2020年度の入社式を新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止したことに伴い、泉澤清次社長・CEOが動画を通じて、同日からグループの一員となり社会人生活のスタートを切った新入社員に対し、激励の言葉を贈った。

 三菱重工ニュースリリース

 また、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)も同日から同社の一員となり社会人生活のスタートを切った新入社員に対し、河相 健社長が激励の言葉を贈った。今年は入社式の開催を見送り、メッセージはビデオ映像を通じて新入社員に届けられた。同社では、4月1日から開始する予定だった新入社員研修について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止対策の一環として、一部研修を延期あるいはWeb化するなどして対応することにした。

 日立建機は、4月1日に予定していた入社式は新型コロナウイルス対策のために延期し、訓示は社長メッセージとして新入社員のパソコンなどに個別に配信した。

 ㈱豊田自動織機は、会場の分散や時間短縮等の対策を講じたうえで、入社式を行った。クボタ日立造船は、社長の訓示を要約してホームページにそれぞれアップしている。