建設機械出荷、2020年2月は15.7%減の2,003億円、5カ月連続の減少

 日本建設機械工業会が3月31日に発表した2020年2月の建設機械出荷金額によると、内需は0 .4%増加の815億円、外需は24.1%減少の1,188億円、総合計では15.7%減少の2,003億円となった。その結果、内需は5カ月振りの増加、外需は7カ月連続の減少となった。総合計では5カ月連続の減少となった。

■内需は0.4%増の815億円、5カ月振りの増加

 内需について機種別に見ると、油圧ショベル11.4%増加の239億円、道路機械26.3%増加の37億円、コンクリート機械17.8%増加の27億円、油圧ブレーカ圧砕機12.9%増加の18億円の4機種と補給部品9.0%増加の107億円が増加し、内需全体では0.4%の増加となった。

■外需は24.1%減の1,188億円、7カ月連続で減少

 外需について機種別に見ると、建設用クレーン14.8%増加の77億円、コンクリート機械10.1%増加の1億円、基礎機械164.2%増加の9億円、油圧ブレーカ圧砕機8.0%増加の9億円は増加したものの、トラクタ35.5%減少、油圧ショベル32.7%減少など3機種と補給部品が2桁減少した。地域別に見ると、中近東が2ヶ月連続で増加したものの、その他8地域が減少し、外需全体では15.7%の減少となった。

■油圧ショベルの2020年2月国内出荷台数は13.9%増の1,970台

 2020年2月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ641台(前年同月比15.1%減少)、油圧ショベル1,970台(同13.9%増加)、ミニショベル2,249台(同6.6%減少)、クローラクレーン26台(同23.5%減少)、ラフテレーンクレーン137台(同25.1%減少)、アスファルトフィニッシャ36台(同16.3%減少)――となった。

 2月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース