㈱神戸製鋼所の溶接事業部門は3月27日、新型アーク溶接ロボット「ARCMAN™ A60」(以下 A60)を開発し、2020年4月1日より販売を開始すると発表した。A60は、「ARCMAN™ MP」(以下 MP)の後継機であり、中厚板溶接へのさらなる適用性向上をコンセプトとし、ケーブル処理の簡素化、動作範囲の拡大を実現することで、ワークとの干渉を防止する等の効果を発揮する。
アーム長はMPと同等で、既存の教示プログラムの流用が可能※。また、A60のトーチ、トーチケーブル、送給装置等の周辺装置は、MPと共通のものを使用することができる。A60の販売は、建設機械、橋梁、鉄道車両等の業種向けよりスタートし、建築鉄骨向けへ順次拡大していく予定。
※溶接条件などの各種調整は必要となります。
アーク溶接ロボットARCMAN™ シリーズは、2019年に発売から40周年を迎えた。今回のA60の販売により、ARCMAN™ シリーズはARCMAN™ A30、A40、A60、A80と、超小型から大型までの4機種で構成される新ラインナップになった。各ロボットの特徴を活かし、対象ワークやユーザニーズに最適なシステムを提案していく。
神戸製鋼所は、中厚板溶接分野におけるアーク溶接ロボットのトップメーカとして、また、溶接総合メーカとして、ロボットのみならず、溶接材料、溶接電源、溶接周辺機器を組み合わせた溶接システムを数多く提供している。これからも「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」として課題解決につながる優れた製品およびサービスを創出し提供していく。
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