日立造船を代表とする企業グループは3月27日、新潟県長岡市でのごみ焼却施設整備・運営事業(画像は完成イメージ)を受注したと発表した。
受注した事業は、長岡市が同市において発生する一般廃棄物の適切な処理を将来にわたり継続的に実施し、資源回収および回収したエネルギーの有効活用を図るとともに、環境負荷の少ない循環型社会の形成に適した施設の整備及び運営を行うことを目的として計画したもの。
日立造船は、自社グループ企業として、同本事業のための特別目的会社(SPC)である長岡環境テクノロジー㈱を設立し、同SPCから新施設の設計・建設を請け負う。建設後は、施設の所有権を長岡市へ移転したうえで、同SPCが15年間の運営業務を担う。
日立造船はごみ焼却発電プラントの普及を通じ、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成や世界の環境問題解決に積極的に取り組んでいく。
<受注概要>
発注者:新潟県長岡市(磯田 達伸市長)
事業名称:長岡市中之島新ごみ処理施設(仮称)整備事業
事業方式:BTO(Build:建設、Transfer:譲渡、Operate:運営)方式
事業期間:設計・建設 2024年3月まで
運営・維持管理:2024年4月~2039年3月(15年間)
施設規模:①熱回収施設(高効率ごみ発電施設):ストーカ式焼却炉82t/日(=41t/日×2炉)、発電設備付(計画処理量:22,120t/年)
②不燃・粗大ごみ処理施設(マテリアルリサイクル施設):21t/5h(1基)(計画処理量:5,427t/年)
建設予定地:長岡市中条新田地内(現「中之島クリーンセンター」敷地内)
受注金額:200億8,047万7,635 円(税込)
代表企業:日立造船株式会社
構成員:株式会社植木組 長岡支店、株式会社大石組、株式会社中越興業、株式会社大原鉄工所、Hitz環境サービス株式会社
協力企業:株式会社あい設計新潟支社、株式会社エイト日本技術開発新潟事務所
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