㈱荏原製作所は3月26日、首都高速道路発注の横浜北西線(以下:北西線)の換気所およびトンネルに換気設備を納入したと発表した。
神奈川県横浜市の道路ネットワークを形成する横浜環状線の一部である北西線は、湾岸部の横羽線と内陸部の東名高速道路を結ぶ全長約7.1kmの路線で、一部が約4.1kmのトンネル道路。首都圏へアクセスしやすくすることで物流効率を上げ、また周辺一般道路の交通渋滞の改善にも寄与している。トンネル部では、トンネル内の環境改善や周辺環境への配慮、非常時の安全確保等の目的として換気設備を設置し、精度の高い換気制御を実施する。
トンネル内の風量や風速、空気内の物質濃度分布、圧力のバランスは常に変化している。荏原は、それらの要素をもとに繰り返し計算する高度な換気制御システムを構築し、トンネル内環境に合わせた各換気設備の効率的な運転を実現することで、ランニングコストの低減に貢献していく。また、北西線は都市部に位置しているため、周辺環境に配慮し、排風機の運転音を低減させるサイレンサも納入した。
<受注概要>
発注者:首都高速道路 株式会社
工事名:(負)高速横浜環状北西線トンネル換気設備工事
工期:2017年2月21日~2020年3月10日
換気方式:集中排気縦流換気方式
画像・上:Φ2800mm横型軸流排風機
画像・下:Φ1250mmジェットファン
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