国際協力銀行(JBIC)、ドバイ法人Dar Alhai Trading FZE向け輸出クレジットライン設定・・・日本企業による建設機械等の輸出を支援

 国際協力銀行(JBIC)は3月26日、アラブ首長国連邦ドバイ首長国法人Dar Alhai Trading FZE(以下、DAHT)との間で、融資金額35億円(JBIC分)を限度とする輸出クレジットライン(融資枠)*1:設定のための貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱UFJ銀行との協調融資によるものであり、民間金融機関の融資部分には、日本貿易保険(NEXI)による保険が付される。なお、クレジットラインの協調融資総額は70億円。

 クレジットラインは、DAHTが、日本企業より建設機械等を購入するために必要な資金を融資するもの。

 DAHTは、自動車・建設機械等の輸入・販売・リース事業等を行う民間企業。DAHTは、日本の建設機械等の購入実績があり、今後も購入を継続する意向を有している。今回の案件は、JBICがDAHTに対しクレジットラインを設定し、日本企業によるDAHT向け建設機械等の販売を継続的に支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。なお、本件はJBICにとってドバイ首長国の民間企業に対する初めての融資。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、多様な金融ツールを活用した案件組成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業による産業機械の輸出や海外事業への展開を金融面から支援していく。

*1:輸出クレジットラインは、輸出金融の一形態であり、日本からの設備等の輸出を促進するため、あらかじめ一定金額の融資枠を設けておくもの。

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