日立造船と東洋建設、洋上風力発電施設におけるサクションバケット基礎の施工技術実証試験を実施

・2021 年度には実海域試験を実施

 日立造船東洋建設は3月18日、着床式の洋上風力発電施設の低コスト化(資本費20 %低減)を実現できるサクションバケット基礎の施工技術実証に取り組むと発表した。

 なお、この実証試験はNEDO (国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の風力発電等技術研究開発(洋上風力発電等技術研究開発)「洋上風力発電低コスト施工技術開発(施工技術実証)」の助成を受け、実施する。

 サクションバケット基礎は、洋上風力発電施設の基礎として欧州で実績のある工法で、国内においても防波堤などで適用実績がある。実証は、欧州とは条件の異なる国内の洋上風力発電施設へのサクションバケット基礎の適用性について検証するとともに、大型化が進む 風車にも対応可能な基礎形式・施工技術についても技術開発を行い、10MW級以上の風車の普及にも備えるもの。

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